甘くておいしいいちごができるまでには、収穫期以外にもほぼ一年通して色々な作業工程があります。まずはいちごができるまでのお話です。
Method for cultivation of strawberry
10月 いちご苗の準備
うちの規模で400本くらいです。(1次親株)
プランターに植え替えた苗が春の日差しで大きくなり、ランナーが次々と出てくるので、それを黒ポットに随時受けていきます。
ここで400本の親株を2200本まで増やします。(2次親株)
2200本に増やした2次親株をプランターに定植。
2200本の親株を育てながらランナーを出していきます。出てきたランナーをポットに受ける作業を続け、最終的に苗を22000本まで増やします。これを9月の定植まで大切に管理します。
(この間22000個の苗に使う土を作る作業を同時進行しています。うちではいくつかの資材を購入し、オリジナルの土を作っています。)
22000本の苗を親株から切り離し、一人立ちさせます。
いよいよ22000本の苗をハウス圃場に定植します。これが結構一苦労、1日2500~3000本しかできないため、約一週間ほどこの作業が続きます。
2番花房の花芽分化を検鏡で確認後、10月中旬ごろから畝に黒いビニールのマルチを掛け、冬場に地温が下がらないための準備を行います。
開花しだしたころにミツバチを搬入。これからは受粉のためミツバチ達に活躍してもらいます。
青い実があちこちになりだします。そのままでは一株に十数果の実が付きますが、大きく甘いいちごにするために、7果程度に摘果(実を落とす)します。
いよいよいちごの収穫のはじまりです。収穫は5月末までの約半年間続きます。
6月に入りいちごの収穫が終了。いちご株を刈り取り、ハウスを整地、終わったばかりですが、同時に来シーズンに向け土づくり(土壌整備)が始まります。
このサイクルでいちごは栽培・収穫され、みなさまのところにお届けすることになります。
笑みのこぼれるおいしさでご縁とご縁を結びます。
Eating our strawberry, we give you happy and smile!!